アベノミクスが始まったとき、外国勢はいっせいに買い越しに転じ株価は上がりました。日本の株価は大きく上昇しましたが、その中でも一番変動が激しかったのが三菱電機株価です。こちらではどのように三菱電機の株価が上がったかをご紹介していきます。

スチールパートナーズに買収される日本企業と株価

企業やファンドは、自らの成長や利益のために、他の企業を買収する場合があります。これはしばしばM&Aと呼ばれます。M&Aとは、企業の合併や買収の総称です。このM&Aを成功させるには、通常、買収したい会社の大株主となる必要があり、そのために必要な数の株式を買い集めなければなりません。そのための手段の1つが、TOB(株式公開買付け)という手法です。TOBとは、ある企業の株式の買付けることを公表し、その株数、価格、および買い付け期間を公告した上で、対象企業の株式を株式市場から調達することを言います。そのため、TOBが発表されると、買収される企業の株価は上昇するのが一般的です。
さて、日本企業に対するM&Aを積極的に仕掛けてきた有名なファンドの1つに、米国に本拠地を置くヘッジファンドであるスチールパートナーズ(スティール・パートナーズ)があります。同ファンドは、2007年にサッポロホールディングやブルドックソースに対してM&AやTOBを仕掛けたことでとりわけ有名な存在となりました。
その一方で、日本企業が海外の企業を買収するケースも少なくありません。そのような企業の1つに住友林業株式会社があります。住友林業は、住友グループ内で林業や住宅などを手掛ける企業です。同社は、2009年9月、オーストラリアの住宅メーカーの株式を50%取得しました。2014年5月にも、米国テキサス州の住宅事業企業を買収するなど、海外企業のM&Aに積極的な会社です。なお、住友林業の過去1年間の株価は次の通りです。2014年の8月ごろから1,200円前後で推移してきた同社の株価は、2015年5月に入ると急騰し、1,600円を超えました。その後は1,500円程度での値動きが続いており、2015年8月17日現在の株価は1,511円です。